idea factory from newspaper 2003 9 2

宝くじ(lottery)
 今日は、「宝くじの日」です。
庶民の夢である「宝くじ」については、収益金の配分が、
宝くじ当選者に対して少ないと考えているが、
実は、ここにも官僚の天下り先があります。
 こんなところにも、官僚が「天下りの巣」を作っているのです。
これで、お金を浪費するのならば、
もっと、宝くじの当選者に配分金を増やしてほしい。
 他にもあります。
競馬関連で、「天下りの巣」がないでしょうか。
これで、官僚が国家という家に住み着いたシロアリということがわかるでしょう。
 官僚が自力で退職後の就職先を探すことができたら、立派なことです。
しかし、そういう人はいないと思います。
企業にしてみれば、「使い物にならない」というのが実感でしょうか。
 さて、国に比べて、地方では監視の目が少ないので、
3月31日まで、建設行政を監督していた者が、
4月1日は、建設業者の名刺を配り始めた。
こんな話は山ほど聞きました。
 利権というと、政治家と建設業者ですが、
この場合は、公務員OBと建設業者という利権構造です。
これでは、公正な公共工事など、できるわけありません。
 相変わらず、日本は、天下り天国なのです。
しかし、能力的には優秀な官僚が、退職すると、
なぜ、「金の亡者」となってしまうのか。
退職金や年金は、民間企業に比べて、十分なはずである。
不景気で、退職金が、ほとんどないような企業もある。
 なぜ、官僚は、退職すると、
「金の亡者」となり、「金漁り」をするのか。
 民間企業では使い物にならないとされる官僚が、
公営企業に天下りして、公営企業を経営するとどうなるか。
 さらに、この公営企業にぶら下がる特殊法人、
さらにまた、これらにぶら下がるファミリー企業、
こういう存在が、日本という国家の命を削っているのです。
 さて、これに対し、政治家は、見て見ぬふりをしています。
官僚と政治家は、持ちつ持たれつの関係にありますから、
政治家は、この構造には、絶対にメスを入れません。
むしろ、こういう構造を守ろうとします。
国民の利益よりも、まず自分の利権確保が先です。
こんな政治家が多いでしょう。
しかし、そういう政治家を当選させているのは有権者です。
これで、構造改革が進むでしょうか。
これで、構造改革ができたら、奇跡に近い。

しかし、優秀な官僚の「成れの果」が、「金の亡者」とは悲しい。